234 温もりのインテリア 葉山の骨董店「古coco古」

何でも新しい方がよいというデジタル社会になっても、京都や奈良のような古都を訪れる若い人や外国人も多い。葉山は、鎌倉のような歴史的建造物が少ない。しかし時間経過の温もりに価値を認め、古い物を愛する人は多い。一つの象徴として、葉山にも骨董店「古co co古」(葉山町堀内1818-7  Tel 046-897-4286)が国道134号線バス停向原近く、海人市場の向かいにある。

店主の佐藤昌伸さんは、元々のお仕事は精密機械の金型を作っていた。病を経て、趣味で集めてきた古い時計やカメラを中心に売買するお店を、当初、長柄のバス停近くで開業した。9年前に現在のカレー屋さんだった店舗に移転してきた。

名刺には「古時計・カメラ・古雑貨」★時計、カメラの修理もいたします、と書いてある。中学生のころには時計を分解していたという機械いじりの好きな少年だった佐藤さんの素質が、いま活かされている。

店の中には、所狭しといろいろなものが並んでいる。自慢の大きな鳩時計、天井にはドイツ製の陶器を使ったシャンデリアを始め、酒器、陶器。近所の子どもが最近、自分のモデルカーを下取りに入れて、セリカを買って行ったという。

骨董は若い人がインテリアとして買っていく場合が多いという。そんな若者に、我が家の骨董? 天秤ばかり、箱形の火鉢、蓋付きのビアジョッキーも見て欲しいと思う。(ろくさん)

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る