
11月21日、「明日、初めて餅つきを行うのでアドバイスを」とご要望があり、オーシャンファミリーを訪ねた。
堀さんと臼取りをするという丹治さんに、前日、餅米をといて、朝、水切りをし、蒸籠(せいろ)で蒸し、蒸気が上段の蒸籠まで上がったら、餅つきを始め、「臼取りは2度、手を入れてはいけない」などと説明した。
イベントCONCEPT DAYで、七臼つくという。餅つき、加工の2チームが必要、お湯をたっぷり湧かし、臼・杵の保温、蒸籠釜への補給、片付けるときの洗い用に使うことなどアドバイスした。

11月22日、8時に行くと、すでにカマドの四段重ねの蒸籠から蒸気が上がり、臼と杵も準備は出来ていた。
上段蒸籠のふけ具合を見て、最下段のもち米を臼に移し、餅つきを始めた。オーシャンの堀さん、田中さんは初めてだったが、渡邉さんは経験者で、コツがいる捏ねることや臼取りまで慣れていた。

つき上がると女性達は、丹治さんが用意した餡(あん)や黄な粉にまぶしお盆に並べていった。
母が亡くなって30年余、我が家の臼と杵は倉庫で眠っていた。地域で使っていただけるところを探していたが、幸いオーシャンファミリーの堀さんが、餅つき道具、臼、杵、蒸籠四段重ね、水切り籠、飯台などを快くひきとってくれた。

息を吹き返した蒸籠の湯気、そして生き返った臼と杵の音を聞いて、誰よりも喜んでいる母(はつゑ1912.4.8~1994.7.11)の顔が脳裏に浮かんだ。(ろくさん)
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